iSCSIターゲットをHyper-V上のUbuntu10.10に設定し、iSCSIイニシエータをWindows2008R2に設定して使う

Hyper-V上でWindows2008R2のOracle RAC を検証しようと思ったところ、共有ストレージをどうしようか困りました。

そこで、前回Hyper-V上にUbuntu10.10を立てていたのを使い、iSCSIターゲットにします。

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  • iSCSI関係のパッケージをインストールする

(suでrootになるか sudo で実行する。)
apt-get install open-iscsi lsscsi iscsitarget

  • 適当な場所に共有ストレージ用の領域を作る

(例:/opt/iscsi.imgという10GBのファイルを作る)
dd if=/dev/zero of=/opt/iscsi.img count=0 bs=1 seek=10G

  • /etc/default/iscitarget を変更

(falseをtrueに変更)
ISCSITARGET_ENABLE=true

  • /etc/iet/ietd.conf を変更

(例:Target名は何でもよさそう。Lun 0 としてiSCSI用のファイルを指定)
Target ubuntuDNS.dtpnet:lucid64.disk
Lun 0 Path=/opt/iscsi.img,Type=fileio

  • service iscsitarget restart で再起動


以上で、iSCSIターゲットの準備ができました。
(例でのIPは192.168.11.1)


次にWindows2008R2からiSCSIイニシエータの設定をします


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  • (機能)"SAN用記憶域マネージャー" をインストール (再起動は不要)
  • サービスで、"Microsoft iSCSI Initiator Service" を起動させておく
  • "管理ツール"-"iSCSIイニシエーター"で割り当て可能
    • [探索]タブからターゲットポータルを指定する


    • [ターゲット]タブから検出されたターゲットに接続

(画面で2つ表示されてるのはTargetを2つ作ったから)

以上で、Windows2008から共有ディスクが使えるようになります。

(この共有ディスクの設定は以下のようにしてみました)

Target ubuntuDNS.dtpnet:lucid64.disk
Lun 0 Path=/opt/iscsi.img,Type=fileio
Lun 1 Path=/opt/iscsi2.img,Type=fileio

Target ubuntuDNS.dtpnet:lucid65.disk
Lun 0 Path=/opt/iscsi3.img,Type=fileio