Biz/Browserとは?(gooブログBackup)


Biz/Browserとは、一言で言えばWebブラウザ(IEなど)の代わりにWeb業務システム向けにつくられたRichClientソフトです。例えば従来Web業務システムを構築する場合にはHTMLなどでUI部分を記述しWebブラウザを使うしかありませんでした。しかし、Webブラウザはもともと静的コンテンツを扱うことを目的としていたため、入力チェック、画面遷移などのロジックを記述するためにはHTML言語以外にさらにjava scriptを使う必要があります。
1999年当時、Webシステムを構築する場合、クライアント側にはWebブラウザ以外に選択肢がなかった。しかしWebブラウザでは、業務システムにおいて、クライアントサーバ型と同様の操作性とレスポンスは到底不可能でした。そこで、業務システムをWeb化するのに不可欠なユーザニーズを満たすために、Axissoftのエンジニアが独自に開発したのがBiz/Browser Ver1.0です。
http://www.axissoft.co.jp/biz/
Rich ClientといわれているCurlが登場したのが2001年10月、Flex1.0が登場したのが2004年2月、Microsoftがスマートクライアントを提唱しだしたのが2003年頃。それを考えると、先見の明があったといえます。

【Biz/Browser および Biz/Designerの歴史】
1999年11月 Biz/Browser,Biz/Designer,Biz/PrintServer 発売
2000年10月 Biz/PrintServer V2 発売
2001年頃 Biz/Browser V2,Biz/Designer V2
2002年 Biz/Browser V3,Biz/Designer V3 発売
2004年1月 Biz/Browser V4,Biz/Designer V4 発売
2004年6月 Biz/Browser for PDA 発売
2005年6月 Biz/Broser XE,Biz/Designer XE 発売

【Biz/Browserとの出会いと開発ツールとして採用していった経緯】
もともと、弊社の社長が元Axissoft社長の大塚さん(現HOWS社長)とD経営者クラブでたまたま一緒にお話をして、大塚さんが弊社に来られたときにお会いしたのが始まりでした。大塚さんがたしかそのときBiz V2のCDを持って来られて、それを弊社のシステムで使えるかどうか評価してみるとなったわけです。
(とりあえずこのときにBIz/CollectionsとしてBiz/Browser,Biz/Designer,Biz/PrintServerなど全部一式購入し、サポート契約しました。この時点ではほとんど社長同士のつきあいなんで買ったという感じでした;)
多分2001年頃の話で(2001年6月)、その頃弊社はdbMAGICとOracleでシステムを構築していました。Web系もMAGICサーバを使って若干ながら構築したりしていましたが、95%以上クラサバしかやっていませんでした。
BizのV2はAxissoftさんには申し訳ないですが、正直ダメダメな製品でした。Designerはよくハングアップするし、Browserで使えるコンポーネントも基本的なものしかなく、クラサバで使えるコンポーネントと比べると「これしか出来ないの??」という感想でした。また当時のCRSスクリプトも現在のものに比べればかなりクセが強いものでした。
私はそのときは業務で使うに値しないと判断しました。その後何回かバージョンアップのCDが送られてきて、その都度インストールして見ましたが、V2は結局採用しませんでした。
(当時のV2時代のBiz 2001年6月バージョン この当時Biz/BrowserとBiz/Designerのバージョンは一致していなかった。V3から一致するようになった)

(Biz/Designer V2)

(Biz/Designer V2で使える部品はこれしかなかった!)

2002年頃 V3がでたということでCDが送られてきたので、同様にインストールして評価してみました。
すると、、、Biz/Designerがまるで別物のようによくなってました。
またBrowserのコンポーネントも大幅に追加されていました。正直ここまでよくなっているとは思わず、大変に吃驚いたしました。
このV3が出たときに初めて、「これならイケる!」と思ったわけです。
それから1回か2回Biz/Browser V3の紹介セミナー?みたいなものに出て、Biz/Designerのヘルプを読みながらアプリケーションを作り始めました。