Hyper-V (Windows2008R2)にUbuntu Server Edition 10.10をインストールしてみた
以下はそのときのメモ。
Linuxは2.6.32以降はHyper-Vのモジュールがカーネルに組み込まれたそうです。
まずはじめに、
- 10.04は最初は画面表示がとてつもなく遅い!
- 10.10の32bit版ではHyper-Vは動かない!
2桁近くの試行錯誤で、たぶんこれがベストだろうと思われる選択。
- Hyper-Vの設定
メモリ1024MB,1CPU,43GB,ネットワークアダプタあり(最初は認識しない)
- OSインストール時の選択(迷いそうなところのみ)
Generic 105-key (Intl) PC を選択
Detect keyboard layout? は 「いいえ」
キーボードはJapanを選択
パーティショニングは、「ガイド - ディスク全体を使う」
ホームディレクトリは暗号化しない
セキュリティアップデートを自動的にインストールする (これを選んでも自動にならないという噂あり)
パッケージはOpenSSHを選択
- OSインストール後の設定
sudo passwd root でルートパスワード設定 (困ったことがあった時用)
/etc/initramfs-tools/modules に hv_vmbus hv_storvsc hv_blkvsc hv_netvsc を追加。(それぞれ1行づつ)
を追加。update-initramfs -u で 再起動 ()
(追加しなくとも一部は認識してそうだけどとりあえず4つ全部入れておく)
/etc/initramfs-tools/modulesは修正なしでOKです
/etc/network/interfaces にeth0を追加する
auto eth0
iface eth0 inet dhcp
(固定addressであれば、 iface eth0 inet static でaddress netmask gateway を設定)
/etc/resolv.conf (新規に作成) にname-serverを追加
nameserver IPアドレス
search ドメイン名
ここまでやって /etc/networking restart すればOK!
実はHyper-Vへの Ubuntu 10.10のインストールはすごく楽チンです!
今までのHyper-Vインストールテクはなんだったのかと思うほど簡単でした。(そこにいたるまで10.04から10.10 32bit までいろいろ試しましたが...)
(追記)
インストール後、apt-get update; apt-get upgrade もOK
apt-get dist-upgradeでカーネルのアップグレードもOKだったのを確認。(最新 2.6.35-23-server)
なんと!マウスが効かないくせに statx でX-Window も起動可能です。(kill するしかなくなりますが)
(GUI日本語化 X-Window上での日本語表示)
GPG鍵およびリポジトリの追加
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/maverick.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
この後、
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install ubuntu-desktop-ja
で、日本語環境がそろう