「お金」と「市場」のカラクリ、ビューティフルアーキテクチャ、風の聖痕 Ignition 6 ヒミツのカンケイ、死想図書館のリヴル・ブランシェ

「お金」と「市場」のカラクリ―投資の世界はこう動いている

「お金」と「市場」のカラクリ―投資の世界はこう動いている

「お金」と「市場」のカラク

あまり難しくなく、市場とは?お金とは?という本質的なものをうまく説明している。読んでいて凄くよく分かる。
お金は購買力を蓄えている。お金が過剰に出回ると実社会の物価を押し上げる。
FRBが中長期証券を現行の金利水準よりも高い金利で売り出すと、銀行や株式からお金を引き上げてそこに流れ込む。融資がどんどん回収されると鏡の中で増えていたお金は姿を消してゆき、1000ドルは元の100ドルに戻る。
未発達の国家で、家の所有者を法律で保護することによりそれは権利であり資産となる。すると家を担保にお金を借りることが出来る。そして家の所有者には義務が生ずる。こういうものが資本のマジック。


ビューティフルアーキテクチャ (THEORY/IN/PRACTICE)

ビューティフルアーキテクチャ (THEORY/IN/PRACTICE)

ビューティフルアーキテクチャ

複数の作者による、いろいろなソフトウェアでのアーキテクチャの話。参考になる...が、結局ははっきりとした正解があるわけではないので、「どうつくるか」という命題は難しい...



風の聖痕 Ignition 6 ヒミツのカンケイ

2009年7月20日にたぶん白血病で病没した山門敬弘氏の最後の作品。未完であった「風の聖痕」本編の遺稿の内容が収録されている。最後まで真摯に創作活動に取り組んでおられたようで、亡くなったのは非常に残念。実はこのあとがきを読んで作者が既に無くなっていることを知りびっくりした。


死想図書館のリヴル・ブランシェ

いわゆる禁書のたぐいを納める図書館の手先?となって戦う主人公。そこそこ面白いが、ちょっと新鮮味が足らないような気が...