Oracle 10gRelease2の変更点

Oracle XEをインストールしていて以前CONNECTロールが変わったんじゃないかって書きましたが、リリースノートをよく読むとやはりデフォルト権限が変わってました!!

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Oracle Database 新機能ガイド10g リリース2(10.2)
1.7.3.1 接続ロール権限の縮小
接続ロール権限の縮小機能によって、接続ロールに付与されていた多数の権限がCREATE SESSION権限の1つに縮小されます。 次の権限が接続ロールから削除されました。
* CREATE CLUSTER
* CREATE DATABASE LINK
* CREATE SEQUENCE
* ALTER SESSION
* CREATE SYNONYM
* CREATE TABLE
* CREATE VIEW

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やっぱり!10gR1と違い10gR2やXEのインストールでどうもCONNECTロールだけでは初期設定できないと思ってたらやはりそうでした!
(DBA権限をもった別ユーザでテーブル作ったりしなければならない)
あとは「使える!」と思ったRelease2の新機能は...

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1.1.5 PL/SQLの改善
Oracle Database 10g リリース2では、PL/SQLに次の機能が追加されました。
* 条件付きコンパイルOracle Databaseのバージョンに従ってソース・コードが自動選択されます。
* 新しいWebゲートウェイ。ストアド・プロシージャで生成されたレスポンスを使用して、Oracleインスタンス自体がHTTP要求に直接応答できます。
1.1.6.2 正規表現の拡張
Oracle Database 10g リリース2では、Perlとの互換性のために正規表現が拡張されました。 POSIX標準に含まれず競合もしない共通のPerl REGEXP拡張機能のサポートが追加されました。
1.1.7.5 SQL/XML標準(SQL:2003標準、パート14)への準拠
SQL:2003標準に対するOracleのサポートが拡張され、コメント、処理の指示、およびCDATAやXMLプロローグのサポートが追加されました。
1.2.3.17 リセットログを使用したデータベースのフラッシュバック
リセットログ操作を実行した後でも、データベースを特定の時点に移動できる柔軟なデータ・リカバリがサポートされています。
リカバリ目的でリセットログ操作を実行する必要がある場合でも、誤りを見つけた場合は、リセットログ操作以前の特定の時点にデータベースをフラッシュバックできます。 このため、管理者はより柔軟に人的エラーを検出して修正できます。
1.4.2.1 クラスタウェア・ファイルの冗長性
Oracle Cluster Registry(OCR)と投票ディスクは、Oracleクラスタウェアを使用したクラスタの実行にとって重要な2つのファイルです。 Oracleクラスタウェアは、Oracle Cluster Registry(OCR)ファイルの2つのコピーと投票ディスク・ファイルの3つ以上のコピーを自動的に保守します。障害が発生したOCRバイスのオンライン置換のメカニズムも提供されます。
1.6.1.12 SQL*Plus DBMS_OUTPUTのバッファと行サイズ制限の増加
Oracle Database 10g リリース2のSQL*Plus SET SERVEROUTPUTコマンドでは、新たに増加した行サイズ(32767バイト)と無制限のDBMS_OUTPUTの行数が使用されます。
1.14.1.1 ODP.NET: 高速アプリケーション通知(FAN)
ODP.NET接続プールは、ノードおよびサービスが使用可能かどうかを示す通知をサブスクライブします。これらの通知に基づいて、ODP.NET接続プールでは、不正なノードに接続されていたアイドル接続を解放し、必要に応じて正常なノードへの新しい接続を作成します。
1.14.1.2 ODP.NET: Real Application Clustersロード・バランシング・アドバイザとの統合
ODP.NET接続プールは、RACロード・バランシング・アドバイザが提供する通知をサブスクライブします。これらのイベントは、各インスタンスが提供する現在のサービス・レベルに関する情報を提供し、クラスタ内の複数のインスタンスで使用可能なサービスに対してRACデータベースで接続を指定する方法の推奨事項を提供します。接続は、現在のサービス・レベルに基づいて、接続プールから提供または削除されます。
1.14.2.5 ODP.NET: 接続プール管理の拡張
この機能は、アプリケーション・ドメイン内の単一またはすべてのプールにある接続をアプリケーションで消去する手段を提供します。 この機能によって、接続をリフレッシュし、無効な接続のプールを消去します。 アプリケーションでプールを一斉に破棄することもできます。
1.14.2.6 ODP.NET: 問合せの取消し/タイムアウト
この機能を使用すると、指定時間内に結果が戻らない場合は、ODP.NETコマンドを取り消すことができます。 取り消さない場合は、実行が必要な他のデータベース・コールがコマンドによって遮断される可能性があります。
1.14.3.2 ODP.NET: 文のキャッシュ
各セッションごとに文のキャッシュを提供および管理するようになりました。これは、文を再度解析しなくてもカーソルの使用準備が整っていることを意味します。文のキャッシュは接続プーリングおよびセッション・プーリングと併用でき、その結果、パフォーマンスとスケーラビリティが向上します。この機能は、セッション・プーリングなしでも使用できます。

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ODP.NET: 文のキャッシュは功罪あり。
table等が変更された場合、キャッシュが効いているので一度アプリケーションプールをリセットしないと反映されない。