炎上するブログとブログを書く立ち位置

アクシスソフト顧問の片貝さんのブログエントリ「安易なシンクライアント化を絶対に阻止する」が炎上している。
http://blogs.itmedia.co.jp/koshikatayukusue/2008/07/post-367b.html

最初の火だね=Web屋のネタ帳さんのブログ「シンクライアントの目的が責任回避である根拠がわからん。」
http://neta.ywcafe.net/000874.html
責任回避だけでシンクライアントが進められてるのではないという至極もっともな意見。
また、はてなブックマークに2つ炎上エントリが出来ていた。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blogs.itmedia.co.jp/koshikatayukusue/2008/07/post-367b.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://neta.ywcafe.net/000874.html

その後、元々のエントリのコメント欄が炎上して現在に至る。

片貝さんは、私も何十回と一緒に飲んで長い付き合いで、個人的には仲良くさせて貰っているということは最初に言っておこう。

片貝さんの個人ブログ「片貝孝夫の IT最前線 (リッチクライアントBiz/Browserの普及をめざして)」にも同様のエントリがある。
批判を展開している人たちは明らかに両方見ているにもかかわらず、そちらは炎上せず、ITオルタナティブのブログのみが炎上している。
これは、ブログを書く立ち位置を問題にしているように見える。
ITオルタナティブ・ブログは、会社名、本名を必ず明らかにし、立場を明確にした上でのブログである。
当然そこでの発言は、社会的な立場を前提としたものだと見られる。
それは例えば、飲み屋で友達同士で話す内容と、ビジネスの場で対外的にする話の内容はまったく違うようなものだ。
つまりTPOをわきまえ、発言内容に責任を持てということを言っているのだろう。

実は今回の炎上騒ぎが起こる前の7/19、アクシスソフト幹部と話す機会があった。
以前も片貝さんのブログは炎上してるので、内容に関してはある程度注意してはどうかと話した。
アクシスソフト幹部の回答は、あのブログはあのままでよいということだったが...


会社では会社の立場があり、家庭では家庭の立場があり、地域では地域の立場がある。
ブログにおいても、個人の立場で書くブログと、会社の社員として書くブログとでは自ずと内容や言葉遣いが異なるべきであろう。

一方、「けんじろう と コラボろう!」の吉田賢治郎さん。
私も飲み会では隣で飲ませていただいて、この前LotusDayではセッションに参加させていただいている。
炎上ではないが、学校裏サイト記事を書いたことで他ブログに茶化して取り上げられることとなる。
けんじろうさんは、それをうまく使い、はてなブロガー20人と飲み会を行った。
http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/2008/06/post-7f50.html
一緒に飲んだ20人は当然けんじろうさんに好意的になるし、けんじろうさんも人脈をさらに増やすこととなり、
結果うまく収まっている。

ブログを書く立ち位置、ブログの影響をどう生かすか、それらのことを考えさせられる事件であった。



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