エンジェル・ウィスパー

エンジェル・ウィスパー

ハードカバー453P。2006年4/30初版。
弓削鷹次の弟純也の失踪から始まる一連の事件。磐座神社に伝わる人を超える能力を得るエンジェルウィスパーという秘薬。天人飛囁。巫女として育てられた磐座日菜(いわくらひな)、香夜の双子。3年前の兄森道の事故の真相。弟の行方を追う弓削鷹次はさまざまなな謎に直面することになる。ミステリー。
甲田学人先生のたぶん3作目ぐらい?(夜魔、Missing)この世の怪現象は全て「神の悪夢の泡」である。これが人の意識に浮かび上がると、その人の恐怖や悪意や狂気と混ざり合って現実世界を変質させる。白野蒼衣と時槻雪乃を中心とする物語。今回の「元型」(アーキタイプ)は「灰かぶり」。ちょっと「本当は怖いグリム童話」っぽい?
雪乃はゴスロリ姉の死霊にとりつかれて、火を操ることができる「断章」を持つ。白野蒼衣は人の「断章」に共感して壊すことができる。
今回は「灰かぶり」(グリム原型のシンデレラ)の断章を持つクラスメートの話と、白野蒼衣が自らの断章に目覚める話。

(今回から「はまぞう」に画像がなければ自分のカメラでupしてみる)

MEMO(16518)