稀人たる古雅銀嶺らの生活する学園に潜伏する「連盟」側のスパイ。シェイプチェンジの綾を持つ白瀬広美との戦い。
黄昏の刻3 赤熱の巨竜 (富士見ファンタジア文庫)

黄昏の刻3 赤熱の巨竜 (富士見ファンタジア文庫)

光輪学園のクリスマス祭に突然米軍との軍事演習が開始される。「連盟」の罠。新鋭戦車トリケラトプスとの戦い。
傾いた世界 自選ドタバタ傑作集2 (新潮文庫)

傾いた世界 自選ドタバタ傑作集2 (新潮文庫)

最近の映画「時をかける少女」の原作者である筒井康隆氏の作品。筒井ワールド。「関節話法」関節を鳴らして会話する異星人の星へいった駐在大使の話。「傾いた世界」傾きはじめた水上都市のドタバタ。「のたくり大臣」。「五郎八航空」おんぼろ飛行機を操縦するおっかぁの話。「最悪の接触」性格破綻者の異星人の話。「毟りあい」妻と子供をとられた会社員と脱走犯の戦い。「空飛ぶ表具屋」
夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫 (1178))

夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫 (1178))

夢久島に住んでいる修一という少年と、ラジオに送った噂話にまつわる話。それぞれ中心人物を変えた4話+アフターエピソード構成。第一話「僕は能面」。第二話「ネバーランド」。第三話「ちっぽけな魚」。第四話「ゆうやけこやけ」。「午前二時、明かりの灯るあの部屋にて」
ライトノベルである電撃文庫には珍しい挿絵なしの小説。


...ところで、最近のライトノベル作家と昭和末期に活躍した日本SF作家たちとを比べると、文章の書き方、構成などがかなり違うことがはっきりわかる。なんつーか昔の作家たちは重厚な感じがする。
まぁ、これも現在のライトノベル作家と比べてということで、当時の他の作家たちの小説と比べれば噴飯ものの型破りな書き方だったわけだが...
筒井康隆七瀬シリーズ三部作などは、映画化(アニメ化?)したりライトノベル化したりすれば一風変わってて面白いかもと思った。